復讐捜査線 [映画]
年末に観たもののレビュー
総合評価:★★★☆☆
ある日、ボストン警察殺人課に勤務するトーマス(メル・ギブソン)の
自宅の玄関先で、彼の娘が射殺されるという悲劇が起きる。
腕利きの刑事である彼は自ら捜査に乗り出し、やがて娘が勤めていた軍事
企業に絡む巨大な陰謀にたどり着く。自分の目の前で最愛の娘の命を奪わ
れたトーマスは、度重なる捜査妨害や命の危険も顧みず突き進み…。
『アポカリプト』などで監督業に励んできたメル・ギブソンが、『サイン』
以来およそ9年ぶりに主演を果たしたアクション・サスペンス。
1985年製作のイギリスのテレビドラマ「刑事ロニー・クレイブン」を、
同シリーズを手掛けたマーティン・
キャンベル監督が自らの手でリメイク。
アクション・サスペンスと銘打ってはいるが、メル・ギブソンもいまや56歳
さすがにリーサル・ウェポンみたいな派手なアクションはできないし、今回の
役柄的にそういうものでもない。
でもそのリアルな親父臭さが良い感じだ。
謎の殺し屋のレイ・ウィンストンも、物静かでなにか不気味さを感じさせる。
この中年二人の奇妙な友情も味があって面白い。
全体的には非常によくまとまった良い作品だが、後半の盛り上がりがちょっと
パンチが足りない感もある。メル・ギブソンの作品だけにどうしてもそこを
期待してしまうのも、仕方ないか・・・。
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