お休み [映画]
ここのところ休みがなかったので今日は休もう。
ということで、今日は事務所には行かなかった。
そこで、「WATCHMEN」を観てきた。
監督:ザック・スナイダー(300<スリーハンドレッド>)
1985年、もう一つのアメリカ。マスクをつけたヒーロー達の尽力により
ベトナム戦争に勝利したアメリカでは、リチャード・ニクソンが大統領の座に
居座り続けていた。ソ連との冷戦関係は核戦争の実現を帯びて、世界の
終わりを告げる時計は深夜0時5分前を指し、自警活動を違法とする
キーン条例の制定によりほとんどのヒーローが引退を余儀なくされていた。
不安と疑念で暴発寸前のこの世界、薄暗い路地の至る所に、荒々しい
落書きが踊る―
「WHO WATCHES THE WATCHMEN」
「誰がウォッチメンを見張るのか?」と。
観に行く前に元々のグラフィックノベルと言われるコミックを読んでいった。
まず思ったのが、非常に忠実に再現されたシーンの数々。
そしてベタハマリのキャスティング。
このお話には何人かのヒーローが登場するのだが、一人を除いては
スーパーパワーを持ったヒーローが出てこず、基本はみな同じ人間。
そして、ある条例によりヒーローという肩書を無くしてしまい、普通の
人間の生活をしていたりする。
それゆえに、ヒーロー達の人間臭い部分が色濃く出ている。
それがこのWATCHMENの面白いところでもある。
ヒーロー映画なんだが、実際にはヒーロー映画ではないような気もする。
単なるヒーロー映画と思って観ると、しっぺ返しを食らうんじゃないだろうか。
非常に考えさせられる面白い作品だった。
総合評価:★★★★★
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